師長 Tさん

A9病棟(心臓血管外科・循環器内科)師長

目指すのは「心理的安全性」が高い職場です

看護師を目指したきっかけを教えてください。

もともとは当院(移転前)で事務をしていました。その中で、もう少し患者さんをそばで見ていきたいという気持ちが芽生え、看護師になりました。

師長という立場として大事にしていることはありますか?

今私が大事にしているのは、看護師たちの「心理的安全性」です。なんでも話ができて相談ができる病棟にしていきたいと思っており、プリセプターに全て任せることがないようにしています。病棟の中はチームに分かれていますが、チーム全体、病棟全体で新人さんをフォローしていくようにしています。

なぜそのような体制を作ろうと思ったのか教えてください。

この病院を出て違うところで働いた時、厳しすぎる人がいたり、入れ替わりが激しい病棟だったり、緊急で動かないといけないためどうしてもピリピリした雰囲気になってしまうところが多かったんです。けれども、「患者さんを一番にみてほしい」という気持ちがあるので、忙しくて自分中心になってしまうのではなく、患者さんのペースを考えてあげられるような、患者中心の看護をしてほしいと思うようになりました。そこで、新人でも先輩でも立場に関わりなく、自由に意見を出し合える環境を作っていきたいと思いました。

師長となって、どのようなことを学びましたか?

元々は専門職や認定看護師を目指そうかとも考えていたのですが、病棟を任されるようになってからは、管理についての勉強をするようになりました。管理は結果が出るまでが難しく長い道のりなのですが、管理で結果が出るようになると楽しいだろうなと感じます。

どのような看護師を求めていますか?

患者さんのことを一番に考えられるよう看護師でしょうか。循環器という病棟の性質上、今すぐ何かをしなければいけないことが多いので、患者さんの意志よりも処置が優先されてしまうことが多いのですが、その中でも患者さんのことを考えられる看護師でいてほしいです。そして休日にはしっかりと自分がリフレッシュして新たな気持ちで仕事に取り組める方に来ていただきたいです。