中堅 Tさん

B6病棟(外科・乳腺外科・消化器内科)所属

「困りごとを後回しにしない」がポリシーです

看護師になろうと思ったきっかけは?

親戚に看護師が三名ほどおり看護師の仕事についての話を聞く機会がたくさんありました。高校生の頃には、自然と看護師を目指していました。

看護師として働いてみて大変だったことを教えてください。

新型コロナウイルスの流行時に入職したということもあり、当時は感染対策上、研修が制限されていたため、最低限の研修後すぐに現在の勤務先であるB6病棟に配属されました。学生時代の実習が多くはありませんでしたので、不安を抱えながら看護師として働き始めました。B6病棟は外科の手術や検査が多く、患者さんの入れ替わりも多い病棟なので、忙しさに慣れるまでに時間がかかりました。

学生時代と入職してからのギャップはありましたか?

患者さん一人ひとりと向き合える時間でしょうか。学生の頃は一人の患者さんと向き合う時間が2週間と余裕がありましたが、実際働き始めると担当患者さんも増えますので、学生の頃のようにはいきません。そのギャップが大きかったと思います。

看護師になってうれしかったことは?

高齢の患者さんを手術当日の夜勤で受け持ったことがあり、退院した後で「手術当日の夜、身動きが取れない中で担当してくれた看護師さんが優しくて、うれしかった」というお手紙をいただきました。何か特別なことをしたという記憶は無かったのですが、手術後ということで痛みに気遣いケアをしたことが、患者さんの救いになっていたようです。

教える立場に立つ看護師として、気を付けていることなどありますか?

「一年生が困っているのを後回しにしない」ということです。朝の時点で分からないことを聞き、フォローするようにしています。看護師という仕事上どうしても多重課題となり、先輩に質問したいけれど忙しそうで躊躇する……ということがあると思うので、質問されたらその場で解決するようにしています。

最後に病院のいいところを教えてください。

医師とのコミュニケーションが取りやすいところと、看護師の新人教育も「一緒に成長していく」という雰囲気があるところです。