医長
山岸 俊介 (やまぎし しゅんすけ)
心臓血管外科
心臓大血管疾患に関する患者様の御紹介、御相談、他院で手術は難しいと言われた患者様、又、新型コロナ等のため手術の延期を余儀なくされている方等、何でも御相談下さい
略歴 | 平成18年 慶応義塾大学卒業 |
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資格・認定など | 心臓血管外科専門医 外科専門医 CCT Surgical Course Director 日本先端心臓血管外科 -OPCAB学会 幹事 |
右肋間小開胸(約5~6cm)で帽弁+三弁+不整脈手術(MAZE)。
正中小開胸(約6~8cm)で3弁手術、全部置換も可能です。
合併症を回避するために必要な手技は全て行う「てまひま」をかけた丁寧な手術を施行します。大血管手術の術中重大併症発生率は0.5%以下。出血開胸、縦隔炎発症率0.5%以下。
非常に慣れた施設でも平均4~5時間かかる全部置換術を平均2~3時間で施行します。また、右間の僧帽弁三弁不整脈(MAZE)手術も4時間で施行します。
多くの合併症を抱えた患者さん、他院で手術困難と言われた患者さんにも限りなく低侵襲の手術を施行し、気に帰っていただく。
98%の症例で人工心肺を使用しない冠動脈バイパス術を施行します。
限りなくソフトに心臓を脱転し、体に負担の少ない手術を行います。
Key graftの早期存率100%。基本両側内動脈を使用し、患者様に最適なデザインで長期開存率100%を目指します。
形成率が高いことは当たり前。できる限り小さい傷と早い手技で患者様の負担を軽減します。
右肋間小開(約5~6cm)で、僧帽弁+三弁+不脈(MAZE)手術。
正中小開胸(約7cm)で3弁手術も可能です。
手術に慣れているハイボリュームセンターの半分の時間で大動脈手術を行います。
周術期合併症を避けるために出来うる全ての手技を施行し、長期予後も考えほとんどの症例で、全部置換術を平均2~3時間で施行。
体の負担を極限まで軽減し、90歳を超える超高齢者の方にも元気に歩いて帰っていただいています。症例によりTEVARも可能です。
文責:山岸俊介
医長
心臓血管外科
心臓大血管疾患に関する患者様の御紹介、御相談、他院で手術は難しいと言われた患者様、又、新型コロナ等のため手術の延期を余儀なくされている方等、何でも御相談下さい
略歴 | 平成18年 慶応義塾大学卒業 |
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資格・認定など | 心臓血管外科専門医 外科専門医 CCT Surgical Course Director 日本先端心臓血管外科 -OPCAB学会 幹事 |
冠動脈バイパス手術は心臓の周りにある冠動脈という1~2mmの血管に他の部分の動脈または静脈を使用して迂回路(バイパス)を作る手術です。冠動脈に細い部分があったり閉塞したりしていても、迂回路を通してその先に十分な血液が流れ弱った心臓の機能を改善します。
これまでは心臓を止めて人工心肺を使用してバイパス手術を行いましたが、2000年頃より人工心肺を使用しない心臓が動いた状態で行うバイパス手術(心拍動下バイパス術=オフポンプバイパス術=OPCAB:off-pump coronary artery bypass surgery)が報告され始めました。この手術の利点は患者様の負担が少なく手術後の回復が早いことです。動いている心臓の直径2㎜以下の冠動脈に新しい血管をつなぎますので、高度な技術が必要とされます。院長:吉田はこの術式の日本の先駆者の一人で2000例以上の心拍動下バイパス手術を執刀しております。
上述に加えより難易度が高いとされる手術も行っております。心臓を止めず・胸骨を大きく開けず部分的な切開に留める胸骨部分切開冠動脈バイパス手術やさらに傷口の小さい左肋間小切開低侵襲心拍動下バイパス術(MICS-CABG)も行っております。
詳しくは低侵襲手術センターをご参照ください。
通常は胸部の真ん中を約20cm切開して人工心肺装置を装着して弁を修復する手術(弁形成術)や取り換える手術(弁置換術)を行います。
当院では右胸部に4〜7cmの小さな傷口で弁膜症手術を行う低侵襲弁膜症手術も行っております。心臓麻酔専門医師が痛み止めのカテーテルを挿入しますので、痛みが少なく体の負担も小さいです。患者様の中には術後3日で退院された方もおられ、通常の心臓手術より早期に社会復帰が可能となります。
詳しくは低侵襲手術センターをご参照ください。
大血管手術は長時間で出血や術後の合併症が多く、施設により成績が大きく異なります。当院ではチームで検討を重ね安全な大血管手術を提供します。個々の患者様の大動脈瘤の形態に合わせて、人工血管置換術や低侵襲なステントグラフト手術、さら人工血管置換術とステントグラフト手術を合わせたハイブリッド手術にも取り組んでおります。
緊急を要するA型急性大動脈解離や大動脈瘤破裂に対してno refusal policy「断らない」を掲げ、24時間365日体制で対応しております。
胸部大動脈の直径 | 1年間の破裂率 |
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< 40mm | 0% |
40mm~49mm | 0%~1.4% |
50mm~59mm | 4.3%~16% |
60mm以上 | 10%~19% |
全弓部置換+オープンステント術
基部弓部置換術
冠動脈バイパス手術は心臓の周りにある冠動脈という1~2mmの血管に他の部分の動脈または静脈を使用して迂回路(バイパス)を作る手術です。冠動脈に細い部分があったり閉塞したりしていても、迂回路を通してその先に十分な血液が流れ弱った心臓の機能を改善します。
これまでは心臓を止めて人工心肺を使用してバイパス手術を行いましたが、2000年頃より人工心肺を使用しない心臓が動いた状態で行うバイパス手術(心拍動下バイパス術=オフポンプバイパス術=OPCAB:off-pump coronary artery bypass surgery)が報告され始めました。この手術の利点は患者様の負担が少なく手術後の回復が早いことです。動いている心臓の直径2㎜以下の冠動脈に新しい血管をつなぎますので、高度な技術が必要とされます。院長:吉田はこの術式の日本の先駆者の一人で2000例以上の心拍動下バイパス手術を執刀しております。
上述に加えより難易度が高いとされる手術も行っております。心臓を止めず・胸骨を大きく開けず部分的な切開に留める胸骨部分切開冠動脈バイパス手術やさらに傷口の小さい左肋間小切開低侵襲心拍動下バイパス術(MICS-CABG)も行っております。
詳しくは低侵襲手術センターをご参照ください
心臓の出口に繋がっているパイプを大動脈と呼びます。このパイプの中を血液が流れ前身の臓器へ送られます。瘤とはこのパイプが太く膨らんだ状態の事を指します。一般的に正常な太さの1.5倍以上を瘤と呼んでいます。横隔膜より上の部分にあれば胸部大動脈瘤、下にあれば腹部大動脈瘤と呼びます。大動脈瘤は通常、無症状ですので何かの検査をしない限り見つかりません。一般的に瘤は緩徐に拡大する傾向があります。ある一定のサイズを超えると破裂する危険性が高くなるため治療が必要になります。破裂するとパイプの外に血液が大量に漏れるため致死的です
典型的な症状としては、胸痛・失神・呼吸困難です。しかし、これらの症状がすべて現れるわけではありません。また、症状は進行した状態ではじめて現れるため、症状がある場合は早急に治療を行う必要があります。無症状であっても健康診断で指摘されることもあります。また、動悸や息切れ・異常な疲れという症状で始まることもあります。自分では気付きにくく注意が必要です。また、ある程度の活動があってはじめて出現するものであり、いつも座っている。あまり運動をしない。その様な状態では現れにくいという特徴があります。気になる症状があれば、典型症状がない場合でも病院を受診し相談しましょう。
はじめは特に症状を感じることはありません。しかし、進行すると息切れを強く感じるようになります。さらに進行すると、安静にしていても息切れするようになります。病気が進行すると夜間発作性呼吸困難や、横になっただけで息苦しくなります。重症化すると激しい咳き込み、ピンク色の痰が出るようになるため、早急に病院を受診したほうがよいです。また、心房細動と呼ばれる不整脈を併発することがあります。症状は動悸や胸痛・立ちくらみなどです。また、脈を計ると脈が速い・遅いなど不規則になったりします。治療は内科的・外科的とあり症状や重症度によって変わります。薬による内科的治療も行いますが、僧帽弁の修復を行うためには外科的治療が必要です。手術方法には大きく分けて弁形成術と弁置換術がありますが、患者様に合わせた手術方法を考えます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | − |
吉田 成彦 |
吉田 成彦 初診 紹介 受付9:00まで |
山岸 俊介 |
吉田 成彦 初診 紹介 受付9:00まで |
小坂 眞一 第1.3.5 山岸 俊介 第2.4 |
午後 |
吉田 成彦 受付16:00まで |
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院長 兼 部長
心臓血管外科
略歴 | 昭和59年 和歌山県立医科大学卒業 |
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資格・認定など | 心臓血管外科専門医・修練指導医 外科専門医・指導医 日本胸部外科学会認定医 脈管専門医 下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医・指導医 日本医師会認定産業医 日本血管外科学会認定血管内治療医 日本冠疾患学会特別正会員 日本冠動脈外科学会評議員 葛飾区医師会功績表彰 “The Best Doctors in Japan" 2020-2025 |
所属学会など | 「医の匠」に掲載されました |
医長
心臓血管外科
心臓大血管疾患に関する患者様の御紹介、御相談、他院で手術は難しいと言われた患者様、又、新型コロナ等のため手術の延期を余儀なくされている方等、何でも御相談下さい
略歴 | 平成18年 慶応義塾大学卒業 |
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資格・認定など | 心臓血管外科専門医 外科専門医 CCT Surgical Course Director 日本先端心臓血管外科 -OPCAB学会 幹事 |
医員
心臓血管外科
略歴 | 平成29年 順天堂大学卒業 |
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医員
心臓血管外科
略歴 | 令和3年 山梨大学卒業 |
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手術分野 | 術式別 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
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冠動脈関連手術 | OPCAB (人工心肺不使用) |
29例 | 30例 | 42例 | 26例 | 53例 |
それ以外 (CABG、形成等) |
13例 | 7例 | 7例 | 4例 | 16例 | |
弁関連手術 | 弁形成術 | 31例 | 29例 | 6例 | 18例 | 12例 |
弁置換術 | 29例 | 27例 | 22例 | 20例 | 12例 | |
弁形成 + 置換術 | 21例 | 13例 | 9例 | 5例 | 4例 | |
(その内、MICS (小切開低侵襲心臓手術)) |
(8例) | (16例) | (18例) | (19例) | (6例) | |
弁形成/置換 + 冠動脈バイパス | 16例 | 22例 | 14例 | 18例 | 18例 | |
経カテーテル大動脈弁留置術 | 0例 | 0例 | 8例 | 29例 | 29例 | |
大動脈関連手術 | 61例 | 45例 | 88例 | 87例 | 65例 | |
大動脈 (大動脈 + 弁・ 大動脈 + 冠動脈バイパス) |
14例 | 19例 | 14例 | 15例 | 13例 | |
その他(左室形成術等) | 5例 | 6例 | 9例 | 4例 | 7例 | |
うち、開心術合計 | 219例 | 198例 | 219例 | 216例 | 229例 |