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重要なお知らせ

手術支援ロボットda Vinci(ダビンチ)Xi

手術支援ロボットda Vinci(ダビンチ)とは

ダビンチは米国インテュイティブサージカル社が開発した手術用ロボットで、現在日本では400台を超えるダビンチが稼働しており、ダビンチXiは第4世代にあたる最新鋭機です。
人間の手首より自由で繊細に動く(7方向360度)器具(鉗子)を、高画質で立体的な拡大3Dハイビジョンシステムの画像のもと、医師の手の動きを正確に再現する装置で、サージョンコンソール、ペイシェントカート、ビジョンカートの3つの機器によって構成されています。

① サージョンコンソール

術者が操作する機器です。術者はハイビジョン3D画像を見ながら自らカメラを操作し、必要な手術部位を最適な画像で写し、手振れ補正された正確で繊細な動作をペイシェントカートのロボットアームに伝えます。

② ペイシェントカート

患者さんに接続する機器です。4本のアームを持ち、1本には高画質3D内視鏡カメラを取り付け、残り3本のアームに術者が操作するロボット専用器具(鉗子)を取り付けます。

③ ビジョンカート

画像を構成する機器です。ペイシェントカートのカメラから送られてくる情報から、約10倍まで拡大できる3Dハイビジョン画像を作ります。

ロボット支援手術のメリット・デメリット

メリット

  • 傷口が小さい
  • 内視鏡や鉗子を挿入するための5〜12mmの傷で行える。
    (出臓器を体外に取り出すために傷の延長を必要とする手術もあります。)
  • 手術中の出血量が少ない(開腹手術と比較して)
  • 傷口が小さいため、術後の痛みが少なく、術後の回復が早い
  • 繊細な手術により体本来の機能温存が期待できます。
  • 複雑かつ繊細な手術が可能で合併症が少ない

デメリット

  • 触覚がない
  • 従来の手術は手や鉗子を通して様々情報を得ていましたが、それが無いため、手術には慣れが必要となります。そのため、トレーニングを終了し、認定資格を取得した医師のみが執刀を認められます。
  • ロボット手術が受けられない方もいます
  • 手術によっては頭低位(頭を下げた状態)で手術を行うため脳動脈瘤や緑内障の患者さんの一部はロボット手術を受けることができません。また、お腹の手術を受けたことがある患者様もロボット手術をうけられない方がいます。

治療費

ダビンチによるロボット支援手術は呼吸器、心臓、消化器、泌尿器、婦人科領域で保険適用となっております。

泌尿器科の保険適応

入院・手術に関わる費用は年齢や年収、健康保険制度によって異なります。

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