消化器外科部長
森田 晃彦 (もりた あきひこ)
外科
略歴 | 平成9年 金沢大学卒業 |
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資格・認定など | 日本外科学会専門医 日本消化器病学会認定専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本消化器外科学会専門医 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 臨床研修指導医 |
外科は消化管(食道、胃、小腸、大腸、虫垂、肛門)疾患、肝胆膵疾患(胆嚢、肝臓、膵臓などの良性&悪性疾患)、ヘルニア(鼠径、大腿、腹壁、臍など)などの病気に対しておもに手術治療を行う診療科です。診断に苦慮する腹痛などの消化器疾患に関しましても、消化器内科と連携を行い、診断・治療を行います。
高齢者の他、心疾患、呼吸器疾患、腎疾患など慢性成人病を合併するハイリスクの患者様にも、各分野専門医師と連携し、可能な限り癌に対する根治切除ができるよう取り組んでいます。 常に患者様のことを第一と考え、つらい気持ちに優しく応える医療を実践しています。
原則として、各種学会の診療ガイドラインに従って標準治療を行っています。悪性腫瘍に対する根治性を追求しつつ、心臓疾患や肺疾患、重症の糖尿病など併存症をお持ちの患者様では、各患者様の状態にあわせた最適な方法を工夫しています。
消化器内科とも連携し、過不足ない治療を目指しております。 内視鏡切除(胃カメラや大腸ファイバーによる切除)の対象とならない、胃癌や、大腸癌などには、積極的に腹腔鏡手術(小さい傷の手術)を行っております。 これにより、体の負担を減らし、早期の回復や退院、術後のQOL(生活の質)の向上を目指しております。直腸癌を中心にダビンチ(da Vinc Xi)手術というロボット手術も導入しております。
高度に進行した癌の場合は、進行度合いに応じて、術前・術後の化学療法や、他臓器の合併切除も行っております。
肝胆膵悪性疾患の診断および治療(外科治療や抗がん剤治療)も行っています。この領域は専門化、高度化しており、患者さまの病状や治療内容に応じて、専門性の高い医療機関とも密に連携することで、最適な治療を提供していきます。安心してご相談ください。
また、胆道・膵臓癌においては根治手術のみならず患者様のQOLを重視した治療を行っています。
終末期の治療も悪性疾患治療の中では重要な位置を占めています。
癌性疼痛、黄疸や腹水などに対する症状緩和の治療も行っております。 身体の症状緩和のみでなく、こころのケアや、医療連携・地域看護ステーションとの協力のもと、在宅ケア、ホスピスへの紹介も行い、最期まで患者様のQOLを低下させないように努めます。
診療ガイドラインに準じて、緊急あるいは待機手術を行います。 腹腔鏡手術による胆嚢摘出術を第一選択としておりますが、全身状態や持病により、或いは、高度な炎症や過去の手術の癒着が強い場合などは、安全を優先し、対処治療や開腹手術となることもあります。
俗にいう“もうちょう”です。 炎症が軽微であれば、抗生剤による保存的加療となります。 痛みや炎症の程度に応じて、緊急あるいは準緊急で手術を行います。 腹腔鏡による虫垂切除を積極的に行っております。 虫垂が穿孔(せんこう:穴が開くこと)し、膿瘍形成(膿のたまりを作っている)しているときは、すぐに手術する場合と、膿を除去する処置をまず行い、抗生剤で炎症を抑えてから手術する2段階の治療(interval appendectomy)を選択する場合があります。
など 様々な”ヘルニア”と呼ばれる病態があります。
患者さんの病態や全身状態に応じて、適切な手術方法を提案・施行します。特に、太ももの付け根周辺のヘルニア(脱腸)では積極的に腹腔鏡手術を行っております。メッシュという人口の補強材を使った手術が第一選択となります。当院では短期入院・全身麻酔での手術を基本とし、安全上の理由から日帰り手術は取り入れていません。
診断および保存的加療、必要な外科治療を行います。(硬化療法は行っておりません。)病態によっては専門施設への紹介をします。
疾病や外傷による腹部緊急手術にも対応します。
当院では、心疾患、呼吸器疾患、腎疾患、糖尿病などの慢性疾患を持病に持つハイリスクの患者さんの一般手術、癌手術も多くこなしています。各分野の専門医師と連携し、当院でできるだけ一連の治療が完結できるよう工夫し、地域の医療に貢献して参ります。常に患者さんに寄り添い、一人ひとりにあった医療を提供したいと思っております。
現在、予定されている休診はありません。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 |
木村 聡大 大島 有希子 |
− |
大久保 貴生 岡本 しおり |
常勤医師 |
森田 晃彦 |
岡本 しおり 大久保 貴生 第2.3.5 |
午後 |
森田 晃彦 |
− |
木村 聡大 |
− |
大久保 貴生 大島 有希子 |
− |
消化器外科部長
外科
略歴 | 平成9年 金沢大学卒業 |
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資格・認定など | 日本外科学会専門医 日本消化器病学会認定専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本消化器外科学会専門医 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 臨床研修指導医 |
外科顧問
外科
略歴 | 平成4年 筑波大学卒業 |
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資格・認定など | 臨床研修指導医 日本外科学会指導医・専門医 日本消化器外科学会指導医・専門医 日本肝臓学会専門医 日本がん治療認定医 日本消化器外科学会消化器 がん外科治療認定医 日本肝胆膵外科学会評議会 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 静脈経腸栄養学会NST医師 日本肝臓学会 肝臓指導医 |
医長
外科
略歴 | 平成21年 筑波大学卒業 |
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資格・認定など | 日本外科学会専門医 日本消化器外科学会専門医 |
医長
外科
略歴 | 平成25年 日本医科大学卒業 |
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資格・認定など | 日本外科学会専門医 がん治療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 マンモグラフィ読影認定医 |
医員
外科
略歴 | 平成19年 日本大学卒業 |
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資格・認定など | 日本外科学会指導医・専門医 日本消化器外科学会消化器外科専門医 日本消化器外科学会消化器 がん外科治療認定医 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 日本がん治療認定医機構がん治療医認定医 日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸) ダヴィンチコンソールサージャンcertificate取得 鼠径部ヘルニア修得医 |
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
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手術総数 | 408 | 477 | 459 | 457 | 460 |
胃切除 (悪性) |
26(8) | 15(12) | 27(15) | 28(23) | 12(11) |
結腸切除 (悪性) |
42(39) | 58(54) | 58(53) | 54(50) | 61(53) |
直腸切除 (悪性) |
16(115) | 17(17) | 23(22) | 18(15) | 17(17) |
経肛門腫瘍切除 | 1(1) | 1(1) | 4(2) | 2(2) | 6(2) |
肝胆膵脾悪性 | 1(0) | 13(0) | 8(1) | 5(3) | 2(1) |
消化管 bypass |
4(1) | 9(5) | 3(3) | 4(3) | 8(6) |
胆石・胆嚢炎 | 77(75) | 76(76) | 74(73) | 66(65) | 86(86) |
虫垂炎 | 59(59) | 57(57) | 58(58) | 50(50) | 45(45) |
ヘルニア | 61(40) | 83(56) | 96(50) | 118(61) | 102(59) |
肛門疾患 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
CV port | 19 | 48 | 33 | 36 | 41 |