IMSグループ 医療法人社団 明芳会 イムス東京葛飾総合病院

代表番号03-5670-9901 医療機関専用
心臓血管外科ホットライン03-5670-9950

薬剤部

薬剤部では、医薬品の責任者として安全で効果的な薬物療法が実施できるように、
患者さまや多職種と協働して業務を行っています。

主な業務

調剤

患者さまの背景を考慮して、処方箋に基づき正確に調剤して、安全に提供することで、治療を薬の面から支えています。

製剤

高カロリー輸液や抗がん剤を無菌的かつ正確にに調製しています。注射薬のため、配合変化や投与量はもちろん、調製者の暴露にも気を付けて実施しています。

がん化学療法

患者さまの検査値や副作用状況などを確認し、患者さまへ服薬指導を行っています。その他レジメン管理や抗がん剤の調製も一手に担っています。

病棟業務

各病棟に専任薬剤師が常駐し、服薬指導、副作用確認、持参薬の鑑別、処方提案などを行っています。薬に関する情報を医師や看護師に共有し最適な薬物療法を行えるよう活動しています。

医薬品情報管理

医薬品の適正使用のため、有効性や安全性、供給等の様々な情報を収集・整理します。医師や看護師、薬剤師等の医療スタッフへ情報提供しサポートしています。

高度治療室

4つの高度治療室にも専任薬剤師を配置しています。重症患者さんの治療において、医師・看護師と緊密に連携し、迅速かつ適切な薬物療法の提供に努めています。

チーム医療

栄養サポートチーム(NST)

多職種で患者さまの栄養状態改善や早期回復を目指して活動しています。

感染管理チーム(ICT)

院内感染状況の共有や対策の評価ラウンドなど未然回避や発生後の制御に取り組んでいます。

抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

抗菌薬の適正使用を推進し、効果的な治療選択と薬剤耐性対策に取り組んでいます。

褥瘡対策チーム活動

褥瘡の予防と早期治癒を目指し、チームで定期的な評価と介入を行っています。

ICUラウンド

専任薬剤師が医師・看護師・検査技師と共に適正化のためラウンドやカンファレンスを行います。

消化器カンファレンス

病棟にて医師・看護師・理学療法士・SWと共に、今後の方針や早期退院を目指しカンファレンスを行います。

この他にも様々な診療科のカンファレンスや緩和ケアカンファレンスなどに取り組みチームで患者さまを支援しています。

教育体制

新人教育

約6か月の育成プログラムに基づき業務習得や関連業務のレクチャーを受けていきます。また指導薬剤師との面談や同期との意見交換を行うことで、他者との共有や振り返りによる効果、そして話す力を養います。
一定水準で業務習得が確認されれば、いち薬剤師としてチームに配属され一般薬剤師として業務していきます。

現任教育体制

IMSグループ薬剤部で行う年次別のヒューマンスキル研修や専門領域育成セミナーを通じて社会人教育と薬剤師能力の向上を図ります。
詳細はこちら
また病院単位では勉強会や製品説明会、事例検討等を通じて成長していきます。

学生教育体制

次世代薬剤師の育成体制として、薬学生の病院実務実習を行っています。
大学で学んだことを臨床の場でどのように活用するか、より体験型実習を目指して日々工夫をしながら実習しています。

体制

薬剤部ではIMSグループ薬剤部が掲げるMission、Vision、valueを基に組織を運営しています。
患者さま、医療者、地域社会への貢献のため、調剤等の中央業務はもちろん、病棟やユニットでの業務、外来の患者さまや地域で担うべき医療への取り組みを行う体制を整備しています。

Mission / Vision / Value

患者さま 一人ひとりに 安心を

医療人として 薬剤師として 組織人として 模範となる

向上心

私たちは、患者さまや地域住民の皆さまのために向上心をもち、医療人としても薬剤師としても組織人としても 成長していきます。

協調性

私たちは、常に感謝の気持ちを忘れず、全てのスタッフを尊重し、立場や意見が異なるスタッフとも協力して物事を推し進めることができる協調性を大切にします。

挑戦

私たちは、どのような環境変化があったとしても柔軟性を持って臨機応変に対応し、常識や固定観念にとらわれることなく創造力を活かして常に挑戦し続けます。

薬剤師数

36

男女比

4名 : 32

平均年齢

30.4

年齢構成

  • 2021
  • 3012
  • 4021
  • 501

平均有給休暇取得率

87

病棟に従事する薬剤師の数

21

専門認定取得薬剤師の数

6(のべ)

ママさん薬剤師の数

6

薬剤助手数

9

2025年4月現在

専門・認定薬剤師

  • 抗菌化学療法認定薬剤師
  • NST専門療法士(薬剤師)
  • 糖尿病療養指導士(薬剤師)
  • 小児薬物療法認定薬剤師
  • 認定実務実習指導薬剤師

求人情報

当院は、IMSグループ薬剤部の掲げるMission、Vision、Value に共感できる方々を募集しています。多様な働き方を考え、常勤だけでなく、非常勤、産後復職や薬剤助手など幅広く募集しています。

特色としては、

  • 高度治療室4ユニットと急性期病棟6病棟すべてに薬剤師を配置し、多くの救急者を受け入れる総合病院として、幅広い患者さまへ介入を行っています。
  • 他部門との垣根が低く、医師や看護師、医療従事者との連携が取りやすく、また薬剤助手も多く採用することで臨床業務に取り組みやすい環境があります。
  • IMSグループ薬剤部の教育体制と、病院独自とプログラムによって成長を支援する体制があり、先輩薬剤師の指導の下で「変化は進化、維持は退化」と捉えて挑戦する姿勢を支援しています。

ママさん薬剤師の復職や転職実績もありますので、まずは一度病院見学や就業体験にお越しください。

先輩薬剤師の声

入職2年目
北里大学 薬学部卒

現在の仕事内容を教えて下さい。

現在は外科・消化器内科病棟で持参薬鑑別や初回面談・服薬指導を行っています。手術のために入院される患者さまが多くいらっしゃるため、持参薬と当院処方を合わせた周術期の薬剤管理や服薬指導も重要な仕事です。

イムス東京葛飾総合病院を志望した理由は何ですか?

グループ病院であること、300床規模の総合病院であること、早い段階から病棟業務に携われることの3点から当院を選びました。見学に来た際、病院全体や薬剤部の雰囲気がとても良く、先輩方も懇切丁寧に優しく対応してくださり、この病院で働く将来像がすぐに浮かんできました。

仕事の魅力・やりがいを教えて下さい。

搬送時はとても苦しそうにしていた患者さまが徐々に食事がとれるようになり、点滴も外れて元気になって退院していく姿を見ると、病棟薬剤師として薬物療法に寄与できてよかったと感じます。また、服薬指導で得られたことを医師に情報提供し、処方提案に繋がることも多々あるので、処方変更から患者さまの状態が改善しているのを確認した時は、薬剤師の存在意義を感じてとてもやりがいを感じます。

就活中のみなさまへ

病院・薬剤部の雰囲気や業務内容は実際に見て感じてみないと分からない事が多々あります。ぜひ1度当院の見学・体験会にお越しください!スタッフ一同お待ちしております♪

1日のスケジュール

  • 薬剤部の朝礼
    当直者からの申し送り、全体への周知事項などの共有をします。
  • 退院指導
    退院処方のお渡しと服薬指導を行います。退院後も安心して薬物療法が続けられるよう、患者さまだけでなく、ご家族へ指導を行うこともあります。
  • 持参薬鑑別
    前日の入院患者さんの持参薬を確認します。お薬手帳だけでは情報が取れない場合は、初回面談も兼ねてベッドサイドまで行ってお話を聞きます。
  • 昼食休憩
    4階の食堂でお弁当を食べます。晴れの日はスカイツリーがバッチリ見えます。
  • 内服・注射調剤監査
    内服の臨時処方・注射の定時処方の鑑査を行います。
  • 患者指導
    担当病棟の患者さまの服薬指導を行います。抗がん剤治療の患者さまや手術予定の患者さま、ハイリスク薬を服用している方を中心に、なるべく多くの患者さまに介入出来るようにしています。
  • 服薬指導記録作成
    服薬指導時の記録をSOAP形式で残します。ハイリスク薬の際は、次回介入する際に確認して欲しい項目などを申し送りにしっかり記録するよう意識しています。また、指導時に得られた情報を病棟専任薬剤師の先輩へ共有することも忘れずに行います。
  • 業務終了
    残業する日もあれば、勉強会に参加し自己研鑽につとめます。早く終われた日は友人とご飯に行きます♪

入職7年目
昭和大学 薬学部卒

現在の仕事内容を教えて下さい。

普段の業務ではICUの専任薬剤師として、主に心臓血管外科の術後の患者さんや状態が安定していない、集中治療が必要な患者さんに関わって病棟薬剤業務を行っています。
また院内のAST活動にも参加し、抗菌薬適正使用の支援・活動をしています。

仕事の魅力・やりがいを教えて下さい。

他職種との連携が多くできるところです。特に病棟で業務をしていると医師との処方についての相談や看護師と患者の経過についての共有が頻繁に行われます。それにより処方提案が行いやすくなるメリットがあり、薬剤師として多職種連携に関われている実感がわきます。最近ではリハビリセラピストや管理栄養士とADLや栄養についての共有も行っています。

入職後、成長したな・変わったなと思う所はありますか。

業務を行ううえで他者とコミュニケーションを積極的にとるようになったことです。以前は他職種に声をかけることに時間がかかっていましたが今はためらわずに声をかけられるようになりました。

将来の夢、目標を教えて下さい。

現在は認定など取得していませんが、ASTに関わっているので抗菌化学療法認定薬剤師を目指したいと考えています。

1日のスケジュール

  • 薬剤部の朝礼
    その日の予定や周知事項などを共有します
  • 朝までの患者の経過確認
    時間外の入院患者の情報を収集します
  • ICU他職種連携カンファレンス(週2)
    >他職種で患者状態の確認や情報共有を行います
  • 病棟患者の内服・注射処方監査
    >臨時や定時の処方内容を確認し調剤担当に処方箋をまわします
  • 病棟DIカンファレンス
    病棟担当、DI担当で情報共有を行います
  • 昼休憩
    >社員割でお弁当が注文できます
  • 中央業務(内服・注射調剤監査)
    >病棟へ払い出す処方の監査を行います
  • 患者への服薬指導・持参薬鑑別
    >持参された薬剤の鑑別・確認や服薬指導のために訪室します
  • 終業

入職10年目
城西国際大学 薬学部卒

現在の仕事内容を教えて下さい。

現在の主な仕事内容は抗癌剤(注射)の処方鑑査や調製、薬品発注、個々の患者スケジュール管理等行っています。土曜日は患者指導をメインに薬剤部内の業務(注射、内服鑑査等)も行っています。

ライフワークバランスについて、教えてください。

限りある時間の中でいかに仕事を効率よく行うか、日々奮闘しながら働いています。また子どもの急な体調不良で仕事をお休みすることもありますが、職場の皆さんがフォローをしてくれるのでとても有り難く助かっています。更に子供の習い事の日は午後休みを頂いたりと働きながらもしっかり子供と向き合う時間は取っています。

将来の夢、目標を教えて下さい。

当院は様々な診療科がある為、10年目の私もまだまだ勉強することは沢山あります。今後、認定実務実習指導薬剤師を取得する予定ですので未来の薬剤師の心に残る実務実習を、また目指す薬剤師像が当院にあると言われるような現場にしたいと思います。また私自身、初心を忘れず患者様に寄り添える薬剤師になりたいと思っています。

1日のスケジュール

  • 薬剤部の朝礼
    当直者からの申し送り、全体への周知事項などの共有をします。
  • 当日の化学療法患者確認
    抗がん剤を行う患者様の予約時間を確認し1日の大まかなスケジュールを考えます。また診察を終えた患者様が化学療法を実施する際はカルテにて体重、採血結果、体調等を確認します。
  • 抗がん剤調整
    安全キャビネットで、無菌的に安全に調整を行なってます。
  • 昼休憩
  • 抗がん剤調整
    >午後も予約患者様がいれば先生の診察が終わり次第調整を行います。
  • 施行患者の事後処理、翌日の抗がん剤準備
    事後処理とは当日化学療法を実施された患者様の検査値を記録に残すことや次回のクールとカルテの予約日が一致しているか等、スケジュールの管理を行うことです。
  • 事前準備
    翌々日の化学療法患者の処方鑑査とピッキング調剤をします。投与量等処方について疑問が生じると医師に問合せを行います。
  • 退勤
    申し送りを行い、子どものお迎えに向かいます。

NST専門療法士
名城大学 薬学部卒

現在の仕事内容を教えて下さい。

外科・消化器内科病棟の専任薬剤師業務、新入職薬剤師の教育担当、NSTの委員会と回診に参加しています。

仕事の魅力・やりがいを教えて下さい。

専任として、NSTのメンバーとして、毎日病棟で他職種と患者さんについて相談する時間があり、それを患者さんに還元できる時にやりがいを感じます。すぐに他職種と相談したり患者さんのところに様子を見に行けたりする環境はこの仕事の魅力だと思っています。
また、薬の知識と栄養の知識両方を身につけることで、患者さんの薬についてだけではなく、普段の生活など全体を見ることができるようになってきていると感じます。

認定取得を目指したきっかけを教えてください。

最初は食事や栄養なんて管理栄養士さんに任せればいいものだと思っていました。
日々患者さんと関わるなかで、食事が摂取できない原因が薬にあったり、反対に薬を追加することで食事が摂取できたりという経験をすることが多かったです。また、絶食になる患者さんに中心静脈栄養を投与する際、どのように医師に提案していけばいいかわからずよく先輩に相談していました。
これらの経験から栄養と薬剤の関わりの深さに気づき、興味を持つようになりました。先輩に栄養と薬の関わりについてたくさん質問していたらNSTの実地研修に行って勉強してみないかと声をかけていただき、NSTにも参加させてもらうようになりました。
学会にも参加し認定取得の要件も満たしたため、4年目の秋に筆記試験を受験して認定取得となりました。

薬剤部長 ご挨拶

薬剤部長 亀村大(薬剤師)

イムス東京葛飾総合病院 薬剤部のページをご覧いただきありがとうございます。

当院薬剤部では、IMSグループ薬剤部のMission、Vision、Valueのもとに、医薬品の責任者として、効果から副作用管理まで安全で効果的な薬物療法が行われるように、患者さまや医療スタッフと共に協働しています。

薬剤部の体制としては、中央業務と病棟・ユニット業務を組み合わせたチーム制を敷いています。その中で、高度急性期機能であるユニット(ICU・HCU・SCU・ECU)と急性期6病棟すべてに専任薬剤師を配置し、安全な薬物療法が提供できる体制を整備しています。その他にも、医療安全、感染・抗菌薬管理、がん化学療法、栄養サポート、褥瘡ケアなど多くのチーム医療に参画し、多職種協働で患者さまの治療を進めています。

今後は臨床薬剤師の育成を進め、葛飾区南部の救急医療体制に寄与するべく、有事の際の感染症対応や災害医療の整備と共に、急性期を脱した回復期の患者さまへの貢献も進めていきたいと考えています。

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